au、通話料が安いか端末が安いか選べる「au買い方セレクト」発表

「au買い方セレクト」の提供について ~多様化するお客様のニーズに合わせ、au電話の購入方法を選択可能に~(KDDIニュースリリース10/4)
「au買い方セレクト」の提供について〈別紙〉(KDDIニュースリリース10/4)
au、端末の購入方法が選べる「au買い方セレクト」(ケータイWatch10/4)
au、アフターサービスを拡充した「安心ケータイサポート」(ケータイWatch10/4)
KDDI高橋氏、新たな販売形態は「課題をひとつ克服したモデル」(ケータイWatch10/4)
月々安いか、購入時安いか──KDDI、新料金・携帯購入制度「au買い方セレクト」開始(ITmedia+Dモバイル10/4)
「総務省に言われて始めるわけではない」──au買い方セレクトに込めたKDDI高橋氏の意図(ITmedia+Dモバイル10/5)
KDDI新料金、建前と本音使い分け…総務省意識、ドコモ対抗(FujiSankei Business i.10/5)

auが、端末は安くないが通話料が安いプランか、端末は安いが通話料は安くないプランのどちらかを選べる「au買い方セレクト」を発表しました。
サービス開始は11月12日から。

通話料が安い「シンプルコース」は「シンプルプランS(月1050円、通話料15.75円/30秒)」と「シンプルプランL(月2625円、通話料10.5円/1分)」が用意される。
契約は新規もしくは機種変時、つまり端末購入時のみらしい。ただし後述の「フルサポートコース」の2年契約終了後等には「シンプルコース」への変更が可能らしい。
基本料割引は適用外だが、「指定割」「家族割」「スマイルハート割引」などの通話料割引は適用される。またパケット通信割引サービスも契約可能。
請求書を封書で送る場合には1請求あたり105円必要、有償となる。

また端末が安くなるが料金は従来どおりのプランは「フルサポートコース」として提供されるらしい。
2年契約を前提に、端末価格から21000円を「購入サポート」として補助するとのこと。
「誰でも割」などの解除手数料は免除されるが、代わりに契約期間中の「解約」「一時休止」「機種変更」などをする際には「フルサポート解除料」が発生する。
フルサポート解除料は12ヶ月目以内が18900円、18ヶ月目以内が12600円、24ヶ月目以内が6300円とのことです。
申し込み条件はシンプルコース同様に新規もしくは機種変時のみ、途中から「フルサポートコース」へのプラン変更はできないらしい。
料金プラン自体は現行プランのまま、2年契約終了後は「シンプルコース」に変更可能。

保証が充実した 「安心ケータイサポート」というのも提供開始されるらしい。
「フルサポートコース」「シンプルコース」加入時にのみ申し込めるらしく、月315円で手厚いサポートを受けられるとのことです。

サービス内容は同一機種を1年以上継続利用での電池パックを1個もらえる「電池パック無料サービス」、故障や修理などが1年間ないとポイントがもらえる「無事故ポイントバック」、保証内の無料修理が5年となる「5年間保証」、水濡れ・全損での修理代金がタダとなる「修理代金割引サービス」、水濡れ・全損での買い替え時にユーザーの支払額が5250円までで済む「水濡れ・全損時リニューアルサービス」、盗難・紛失での購入時にフルサポート解除料を減免もしくは購入代金割引をする「紛失時あんしんサービス」などが受けられるそうな。

また「安心ケータイサポート」に加入しなくとも、「3年間保証」「修理代金割引サービス」「水濡れ・全損時リニューアルサービス」「紛失時あんしんサービス」などは受けられるそうな。ただし保証内容は加入時よりも低くなる。

とりあえず、契約が端末購入時のみって辺りが上手いね。
ソフトバンクモバイルのように既存ユーザーがホワイトプランに雪崩れ込む、という事態はないわけよね。まぁ今後適用拡大があるかも知れないが。
またほとんどの場合、2年以内の解約時には解約料が従来よりも高くなることが予想されます。少なくとも1年半は使えというauからのメッセージだべかね。
安い通話料のプランは提示したが、上手いこと条件付けをしたという感じでしょうか。
またソフトバンクモバイルちっくに保証を外付けみたいにしたこと、シンプルコースでの請求書の郵送が有償になることなど、随所にこすっからい部分が見え隠れしています。

とは言え、シンプルコースの安さはかなりのインパクトがあります。
シンプルプランSは事実上のホワイトプラン対抗策と成り得る、まぁ端末価格も関係してくるが、十分に対応できるレベルの価格と言えるでしょう。
シンプルプランLはとにかく通話料の安さが驚異的、1分間10.5円はケータイ最安です。
無料通話分がないとはいえ、これだけ安ければ通話時間が長いユーザーでも十分にメリットがあると思います。

ただ1つだけ気になったのは、端末価格をどっちに持っていくかです。
たぶん11月12日以降は「フルサポートコース」か「シンプルコース」かしか選べなくなるのではないかと思いますが、現行の端末価格がそのままシンプルコースでの端末価格となるのか、あるいは現行の端末価格がフルサポートコースの割引後の価格となるのか、そこですよね。
まぁ普通に考えれば後者かな…という感じがすごいするんですけどね、どんなもんでしょう。

いずれにしてもauはパッと見では見え辛い制限があちこちちょこちょこあるものの、なかなか悪くないプランを提示したなと思います。

ドコモも追従するだろうし、ウィルコムもそろそろプラン見直しとかする時期じゃないすかね。

▼参考リンク▼
ウィルコムの音声向け料金プランを考える1(みどウィル移9/10)
ウィルコムの音声向け料金プランを考える2(みどウィル移9/13)

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