7月のケータイ契約者数、純増トップはソフトバンク、そして肉迫するKDDI
事業者 | 純増数 | 累計 |
ドコモ携帯 | +8万1400 | 5292万7100 |
ドコモPHS | -2万1400 | 35万2600 |
ドコモ全体 | +6万0000 | 5327万9700 |
au | +23万4600 | 2834万4300 |
ツーカー | -4万3400 | 55万6300 |
KDDI全体 | +19万1200 | 2890万0600 |
ウィルコム | +1万1300 | 465万9100 |
ソフトバンク | +22万4800 | 1666万5300 |
イー・モバイル | – | 6万0200 |
総計 | +48万7300 | 1億0356万4900 |
7月の携帯・PHS契約数、ソフトバンクが3カ月連続首位に(ケータイWatch8/7)
ソフトバンクモバイルとauが純増20万超え、ドコモは純増横ばい──7月契約数(ITmedia+Dモバイル8/7)
7月のケータイ契約者数が発表されました。
誰が何と言おうとも、今回も毎度おなじみのみどりうか流「携帯でもPHSでも同じキャリアなら一緒にしようよ方式」で勝手に集計してみました。
今回もソフトバンクモバイルが純増数トップ、これで3ヶ月連続ソフトバンクモバイルが純増数首位の座をキープしているということになります。
やはり純増数でのソフトバンクモバイルの勢いは本物のようですな。
今月も純増数トップとなったソフトバンクモバイルですが、今までの事例から考えても新規契約のほとんどはホワイトプランでの契約だろうことが予想されます。
また既存ユーザーのホワイトプランへの移行もまだまだ進むだろうことや、7月上旬の段階でユーザーの3分の1がホワイトプランであることを考えると、確実に急激にARPUが下がっているだろうことも想像に難くはありません。
ボーダフォン買収時の借入金の条件である純増をホワイトプランで現実のものとしているソフトバンクモバイル、しかしそれは同時にARPUの減少をも意味し、また多くの一般ユーザーに知られていない部分では新スーパーボーナスの未収分を債権としてあらたに資金調達(借入)を果たすなど、ある意味での不安材料は依然として残っている状態にあります。
それらの不安を解消するためには、結局はARPUを上げるか、あるいは少ないARPUでも黒字を出す努力をするかしかないのですが、今のところその為の取り組みはソフトバンクモバイルはしていないように思います。
おそらくそのしわ寄せがこない間はソフトバンクモバイルの高い純増数は続くのでしょうが、かつてのヤフーBBでのトラブルを知っている身としては不安を覚えないわけではなかったりもします。
さてKDDI、今回はソフトバンクモバイルに肉迫するぐらいに純増数を持ち直した感があります。
まだauの独壇場時代ほどの純増ではないものの、今後新しい基本料金割引プランの投入が始ればソフトバンクモバイルと激しい純増数トップ争いを繰り広げるような気もします。
またMNP利用のみで見ればKDDIは純増数トップであり、既にケータイを利用しているユーザーの選択肢としては依然としてauが強いと言えるでしょう。それを言い換えるならば、メインケータイとしてauが最も選ばれているということなのかも知れません。
来月のKDDIの純増数がどう動くかにはかなり興味を惹かれますな。
ドコモは今回も厳しい戦いを強いられているようです。
虎の子だった2in1の数を入れてもトップの半分程の純増数でしかなく、完全にソフトバンクモバイルとauに新規ユーザーをもっていかれている状態です。
まぁドコモ帝国としては純増を続けている限りはまだまだまだまだしばらくはドコモの契約者数トップは変わらないでしょうし、ある意味ではまずまずなのかも知れませんけどね。
とは言え純増数で負けていてはドコモ帝国的にもかっこ悪いでしょうから、auの新しい基本料金割引プランを見て慌てて改定したドコモの新しい基本料金割引プランでどこまで巻き返せるのかに今後注目って感じでしょうか。
原因は明らかです、WX220Jが未だに販売再開されていないことでの法人契約の停滞と、アドエス&WX320T投入にも関わらずに新規優遇が弱かった点が新規に結びつかなかった理由でしょう。
法人は何だかんだ言っても、安い端末を求めているわけです。
それなのにWX220Jの電池の不具合は痛すぎた、もう販売チャンスを逃がしてソフトバンクに客が逃げたのではないかと思わずにはいられない状態です。
また夏モデルのキャンペーンが既存ユーザー向けばっかりだった。アドエスも既存ユーザーが飛びつきすぎた(まぁ仕方ないが)。そしていろんなブログやサイトでアドエスばっかり持ち上げてWX320Tを取り上げなさすぎた。
だからこんな状態になるのは当然、もう泣けと言う話です今回は(;~;
ということで、今後のW-VALUE SELECTの新規への適用拡大などに期待するばかりです。
イー・モバイルは今月発表ないので寂しいね。
単純に純増数だけを見ればソフトバンクモバイルとauが強いと言えるわけですが、個人的にはARPUを下げた上での純増を伸ばすソフトバンクモバイルより、月のARPUは下がってないで純増数を盛り返してきたauの方が恐ろしく思えています。
それにつけても、ドコモやウィルコムにはもうちょっとがんばって欲しいっスね。