2月のケータイ加入者数、4キャリア全て純増

2月の携帯・PHS事業者別契約数(電気通信事業者協会)
2月の携帯・PHS加入者数、各社順調に契約者数を伸ばす(ケータイWatch3/7)
3キャリアともに10万以上の純増を記録──2月契約数(ITmedia+Dモバイル3/7)

2月のケータイ契約者数が発表されました。
もうPHSキャリアは実質ウィルコムだけみたいな感じなんだからいいかげんケータイでひとくくりにして欲しいという願いも込めつつ、今回もこりずにいつものみどりうか流「携帯でもPHSでも同じキャリアなら一緒にしようよ方式」で勝手に集計してみました。

今月は主要4キャリア全てが純増になっています。
これをMNP絡みで見ていくと、またなかなか面白い感じになっているようです。

事業者純増数累計
ドコモ携帯+10万23005232万3100
ドコモPHS-2万330048万3500
ドコモ全体+7万90005280万6600
au+37万50002660万5100
ツーカー-15万0600105万3200
KDDI全体+22万44002765万8300
ウィルコム+3万1600443万4100
ソフトバンク+12万04001578万0900
総計+45万54001億0067万9900


KDDIは相も変わらず絶好調、今月もツーカーの15万0600の純減を受けた上でも22万4400の純増とその勢いは止まるところを知りません。
MNP絡みではKDDIは9万4700の純増、MNPでKDDI全体の純増数の4割以上を支えている計算となります。
てことは言い換えれば、MNP抜きで12万9700の純増があるということです。
ただauの場合には以前からもかなり好調であり、auに入りたい人がMNPを利用するかどうかで分かれているだけのような気がします。
何にしてもMNPでの勝ち組は依然としてKDDIだけのようです。

ドコモは携帯が10万2300増、PHSが2万3300減でドコモ全体は7万9000の純増となっています。
しかしドコモはMNPで7万4200人の純減をしているそうなので、MNP抜きで言えばドコモは15万3200の純増をしていることになります。
とすると、MNPでは苦戦をしいられているものの、実は意外に新規契約が多いだろうという姿も見えてきます。なかなか面白い現象です。

ソフトバンクモバイルは12万0400の純増と好調をキープ。
しかしMNP絡みでは2万0600の純減となっているようで、新規だけを見ると14万1000の純増となっているようです。
ドコモほどの振り幅はないものの、ソフトバンクモバイルもMNPでは苦戦し新規ユーザーで埋め合わせをしている、と言えそうです。

キャリアMNP無しMNP利用純増数
KDDI+12万9700+9万4700+22万4400
ドコモ+15万3200-7万4200+7万9000
ソフトバンクモバイル+14万1000-2万0600+12万0400

この結果はMNP利用時にはauの圧勝を意味していると同時に、ケータイ加入者数頭打ち時代と言われているのにも関わらずにドコモやソフトバンクモバイルがMNPを利用しない新規契約者をかなり集めている、ということも示しているような気がします。
とすると、メインケータイとしてauにMNPを利用して移行するユーザーが多く、ダブルホルダー等の理由でドコモやソフトバンクモバイルを契約するユーザーが多い、ということなのかも知れません。
もしかしたら携帯3キャリア全てが純増しつつも、ドコモやソフトバンクモバイルはARPUが下がり、auのみがARPUを上げて利益に繋げていくという現象の始まりなのかも知れませんね。

さて、我等がウィルコムはと言いますと、3万1600の純増となっています。
まぁそうね、新しいW-ZERO3や真のハイエンド端末の登場もなく、3月からのサービス改訂開始前の状況ではがんばった方ではないかと思います。
3月からはファミリーパックの改訂や070以外もお得な通話パックの自動くりこしも始まります。
また4月からの新入学新入社シーズンを迎えるに当たってどうなっていくのか、その辺りに注目したいところです。
ウィルコムストア

既存各キャリア純増となりながらも、その内訳の意味合いはけっこう違えているようです。
一部のキャリアはある意味我慢比べのような状況になっていますが、その状況がどうなっていくのかが楽しみですね。

▼参考リンク▼
あえてアンチMNPのススメ(みどウィル支10/22)
▼宣伝リンク▼
ウィルコムストア