auの爆発的純増はライトユーザー獲得が原動力?
MNPでキャリア乗り換えた理由は……(ITmedia+Dモバイル2/13)
リンク先記事で、MNP絡みでの出入りの状況が載ってはる。
ドコモに流入した人は「通話エリアの広さ」「海外ローミングに魅力」、auに流入した人は「端末ラインアップや企業イメージ」「通話エリアの広さに」、ソフトバンクモバイルに流入した人は「安さ」、みたいな感じらしい。
また通話時間でみると、ライトユーザー(1日3分未満)はドコモとソフトバンクからauに流れ、ミドルユーザー(1日3~5分)はじんわりドコモに流入し、ヘビーユーザー(1日5分以上)はauからソフトバンクに流れているらしい。
てことは、一番人数が多いであろうライトユーザーを獲得できたのがauの圧勝の原動力とも見てとれますな。
でもこれきっとあれよね、ソフトバンクの場合はホワイトプランなどで通話時間はヘビーに使っても無料通話の可能性があるわけで、料金的にはライトユーザーだったりするかも知れないのね。おもしろい話だ。
そしてソフトバンクからは、通話の少ないユーザーも流出している辺りがとても面白い。
なのにソフトバンクモバイルには「安さ」を求めてユーザーが移行する。
とすると、ソフトバンクモバイルはトラフィックの割に料金は稼げないというある意味ウィルコムちっくな状態になってきているわけですな。
ウィルコムの場合はそれを実現出来る技術的バックボーンがあるわけですが、ソフトバンクモバイルはその辺りがどうなのかなと気になりまくります。
まぁでももし使えなくなったらソフトバンクモバイルから他に逃げればいいのか、割賦金支払いだけ覚悟して。
あとauのヘビーユーザーがソフトバンクに流れているのも興味深い。まぁ通話ベースなのでホワイトプラン目的なんでしょうけどね。
auはしっかり多くのユーザーを獲得し、その上で料金もしっかり徴収しつつに安めのイメージも植え付けているという辺り、これがMNP序盤戦を制した理由でしょう。
こういう背景を見るのもなかなか楽しいですな。