緊急譲渡会の背景
犬救おう 家族の愛(asahi.comMYTOWN青森1/30)
「放っておけなかった」業者語る(asahi.comMYTOWN青森1/30)
リンク先記事は緊急譲渡会に至るまでの動物愛護センター側、繁殖業者側、それぞれの目線のことが書いてあります。
この2つの記事を読んでも人によって若干感じ入る部分は違えると思いますが、1つだけ確かな事があります。
いずれにせよ犠牲者は犬たちです。
記事を見る限り、動物愛護センターが業者に抱いていた不安などは当然であり、緊急譲渡会のボランティアとして参加した人のコメントもその通りに思う。
ただ繁殖業者のインタビュー記事を読む限りでは、動物好きの業者がビジネスと心を切り離せず、また同時に1人で背負いこむ形で起きた事例の用にも思える。ある種介護によくあるような現象かも知れない…耳が痛いな。
このようなことは生き物を飼育している全ての人にも起こらないとは限らない。
残念ではあるが、無責任に飼育し無責任に飼育放棄する人は存在しており、それゆえの密放流や放置などは少なからず発生している。
そしてそれを見過ごせない人が引き受けることもありえるし、中には人の優しさに付け込む形で押し付けられるような事例もあるはずです。
それは生き物を愛する人としては至極当然のことです。
しかし実際には個人の飼育限界というものは存在します。
それを超えて無理に引き受けることは飼い主にとっても飼われる側にとっても負担になるはずです。そしていずれは限界が訪れます。
今回の緊急譲渡会に至るまでの過程は、業者が背負いすぎたように感じます。
ただ業者は最後の選択として、譲渡を強く動物愛護センターに求めた結果、それが今回の緊急譲渡会でもあったと言えるはずです。
その部分、死には至らなかったことは良かったと思います。
生業として生き物を飼う人もおれば、家族として犬などを迎える人もおるでしょう。
生き物を飼う以上はその最後にまで責任を持たねばならぬということ、そのことだけは命に関わる全ての人が忘れてはいけないことのように感じています。
▼参考リンク▼
犬猫、約171頭の緊急譲渡会開催(みどりうかブログ2007/1/26)
緊急譲渡会、1回目と2回目は大盛況だったそうな。(みどりうかブログ2007/1/30)
第4回 緊急譲渡会 in ピアドゥ(みどりうかブログ2/4)