あそこは毎回水没する。
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昨日夕方に県南に降った激しい雷雨で、八戸市内でも床上浸水や車が動かなくなるなどの被害が相次いだようです。
八戸市に限らず、アスファルトで覆われた道路が多い場所では急激な豪雨には対応できない場所が多くあります。
通常のアスファルトは水を通しませんので降った雨は側溝から流れるしかない、その許容量を超えると道路に水が溢れ出す。平坦な道路ではその水が行き場を失う、それがWeb東奥の記事で伝えている城下の国道45号線などで起こった現象です。
くわえてあそこの場合、橋に降った雨が流入してきた事も想像できます。それらが相まって一部の車両が動かなくなったのでしょう。
しかし城下はまだましです、四方全ての道路に勾配があり水が集中する場所に比べれば…
その場所は売市のJR八戸線高架線下です。
実はあそこはうちのすぐそばにあります。昔から売市に済んでいます。
だからこそわかるのですが、あそこは雨が降った時には通っては行けない道なのです。
高架線下を通る道路(通称産業道路)は昔からあったわけではありません。
元々あの一体は田んぼと雑木林しかない土地で、JR八戸線の高架線だけが昔から存在していました。
しかし売市地区の開発が進み、田んぼや雑木林は宅地となり、沼館を通る産業道路と上の売市(売市○丁目とかになっている方)を繋ぐ道路が建設されました、それが今回も高架線下が水没した産業道路。
まぁ別に産業道路が出来たことには何の問題もないのですが、あそこの道路の高架線下には致命的な欠点が存在します。
あそこは周囲に比べ1~2m以上低いのです。
元々あった高架線、その下を大型車も通過できるように掘り下げたのが全ての間違いの元です。
大雨になると産業道路沼館城下方面、産業道路売市方面、さらには本八戸駅方面の横道、馬渕川方面からの横道、四方から水が押し寄せます。
そしてあそこの道路にはそのことを考慮した雨水の排水口は存在しません、結果掘り下げた部分に雨水が溜まることになります。
あるいはそれには、元々水が溢れやすい売市地区の側溝が近年改良されたことにより、より川に近いあの位置から水が溢れているということも起こっているのかも知れません。
そういう理由があり、またそういう事態が頻発している過去もあって、あの高架線下の一体は周辺住民のみならず、八戸市の中心部で生活している人ならたいていが知っている大雨時には通ってはならない道路だったりするのです。
まぁあれですよね、キツイ言い様ですが、あそこにはまる車は運転手の観察眼が足らないか、あるいは運転や車に関する知識が不足しているのだと思います。
歩道の傾斜等を考えれば水深が20cmより深いことはわかるはずですし、その深さでは運転次第でエンジンがすぐに悲鳴をあげてしまうのも当然のこと。
もしそれが気付かないと言うのであれば、尚のこと慎重に運転しなくてはならないということです。
今回の大雨は天災かも知れませんが、一部には自らの行動で窮地に陥った人災もあるのだということ、それを肝に銘じておくことも必要なのだと思います。
突然の雷雨であちこち冠水
今日は朝から曇りの天気となっていて降水確率も50%と完全に雨が降ってもおかしくない空模様でした。仕事の都合で車で出かけていましたが、15時過ぎ頃からだんだんと空の雲がどんよりと黒みがかった重たい感じの雲に覆われてきたので、イヤな予感はしていましたが・・・。16