黄金ナマズ、珍しい?困り者? 大津・びわこ文化公園の池
黄金ナマズ、珍しい?困り者? 大津・びわこ文化公園の池(京都新聞7/9)
アルビノのヨーロッパナマズの話。
ナマズの仲間は悪食が多いです。
なんでもパクリ、魚も草もとりあえずパクリ、そしてどんどん大きくなっていく。
だからそのうち同居している魚はみんなエサになるかもねd( ̄~ ̄。
まぁそんなこともあって、引き取り手がなければ駆除という話になってしまうわけね。
ただここで一番に考えねばならないことは、このナマズを密放流した人がいるだろうことです。
どのぐらいの池かはわからんが、たぶんこのナマズはここで繁殖したということではないのだろう。
可能性として一番に考えられるのは、どっかのショップなどで「稀少!アルビノナマズ」などと売り出して、うっかり買って飼っていたがでっかくなっちゃってもてあまして放流、という流れね。
密放流、それはアクアリストとしては最もやってはいけない行動、そしてこの事実はその程度の「自称アクアリスト」が相も変わらずに存在するということでもある。
つまり本当に成すべき事は、飼育種を自然に放してはいけないということを広く一般に教えることです。
一般の人はもちろん、アクアリストでさえこのことに対する理解はけして高くはありません。
仮に日本の在来種であっても、ペットショップなどで購入したモノであるならそれは放流するべきではない、何故ならその河川に元からいた生き物だからこそ貴重なのであって、同種であっても他の地域の生体を移入することは元からの環境の破壊に繋がる可能性があるからだ。
外来種であるなら尚のこと、である。
飼うからにはその生体が死ぬまで飼育する、どうしても飼いきれなくなったならペットショップなどに引き取ってもらうか、あるいは最悪の場合は自分の手で命を摘みとる、その覚悟が必要なのだと私は思う。
それはそうとして、実際問題このナマズの引き取り手が見つかる可能性はかなり低いと思います。
現在体長70cmとして現在ナマズがそこそこ暮らせる水槽サイズはおおよそ160×80×80cm、楽に暮らすなら240×80×80cmぐらいは欲しい。まぁ実際の水槽サイズだと300×100×100cmとかになるのかな、水容量は3トンです。
これはすでに水族館でも気軽に置けるサイズではないんです。しかも価格は6桁超えます。
さらに大きくなればさらに大きいサイズが必要になります。
正直、引き取り先が見つかることは難しいことでしょう。
このナマズの引き取り先が見つかることを心から願っております。