魚類学会が「放流ガイドライン」 日本初、科学的指針

魚類学会が「放流ガイドライン」 日本初、科学的指針(asahi.comサイエンス5/21)
「生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン」の策定経過について(日本魚類学界)
平たく言うと、
環境整ってないと放流しても死んじゃうし、定着してもそこにいる生き物を絶滅させるかも知れない。しかも元からいた同種と交配したりとかいろいろ問題ある。
だから安易に放流するのは良くない。
もしやるなら環境を詳しく調べて放流する方法が良いのかを考え、その上で放流が有益であるならその放流回数や時期や個体数をちゃんと記録し、さらに放流後もちゃんとちょうさしてどうなってるかを調べてしかも公表せよ!
だす。

良い例かは微妙だすが、水槽を例にすればわかりやすいかも知れない。

Aさん(仮名)はグッピーを10ペア買いました。高い国産の店頭名「ブルーダイヤモンドグッピー」とかいうヤツでした。
でもAさん(仮名)、グッピーはおろか金魚も飼ったことありません。しかもえふりこき(かっこいいふりをする人、八戸人に多しw)で熱帯魚店店員が親切に教えようとしても、「だいじょうぶ、おれってこう見えてもセンスあるからわかるんだよね~水も完璧だし」と言ってしまっていました。
そんな感じなので、とにかく高価な機材を取り揃え、グッピーだけを見つめる為に水草も底床も一切いれず、エサはフレークを大さじ2杯とアカムシ大さじ1杯を1日3回あげ、毎日全部の水を換えて、あと趣味で30cmのニシキゴイを3匹入れていました。
すると何故かグッピーが次々死ぬのです!!(当たり前)
そこでAさん(仮名)考えました。
とにかく次々入れれば増えるはずだ!!
そして毎日のように熱帯魚店のグッピーを買い占めるぐらいに買っては水槽に入れ、そして☆にしていました。
永遠に続くと思われていたこのエンドレスグッピー殺害でしたが、高い機材を過度につなげているためか、あるいはたまたま異常にタフなグッピーと巡りあえたのか、ついにAさん(仮名)の水槽でもグッピーが死なずに繁殖をはじめました。
Aさん(仮名)は喜びました、「金を掛ければなんとかなるんだ!」と勘違いしながら。
その稚魚が順調に育ちキレイな発色をし始めた頃、えふりこき(しつこいようだがかっこつけだす)のAさん(仮名)は熱帯魚店に見せびらかしにいきました。
Aさん(仮名)「どうだい、いい色だろ。まぁおれのセンスと才能?それで簡単に繁殖成功させちゃったよ」
店員L(仮名)「あ~きれいですね、なかなかいいグッピーだと思いますよ(社交辞令)」
Aさん(仮名)「だろ~何なら安く譲ってやってあげるよ、そうだな…この店のブルーダイヤが1ペア5000円だから、特別に1ペア2000円で譲ってあげるよ」
店員L(仮名)「…」
Aさん(仮名)「どうしたんだい?安すぎちゃったかな?」
定員L(仮名)「すいませんお客さん…この赤と黄色の混じったコブラだかタキシードだかわからんミックスグッピーだとお金出しては引き取れませんが…」
Aさん(仮名)「何言ってるんだい!おれは高い国産をたくさん飼って育ててるんだ!!高いはずだ!!!!!!!!!」
店員L(仮名)「それは単なる雑種、店で売るとしても1ペア400円が限界ですね」

という感じ…あれ?余計わかり辛い?

要するに水槽でも、水環境整っていないと魚入れる以前の話だし、相性悪い生き物入れたらどっちかやられるし、しかも種類が同じだからと安易に導入すれば本来の血統も失われる。
水槽でのある意味常識が、河川などの水環境にも言えるんでないかな。

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